林業オフシーズン(-.☆)y-゜゜゜

熊倉です。

7月に入りまして、今年も上半期が過ぎました。
梅雨も中盤、降れば大雨、晴れれば猛暑。
外仕事にはツラい季節です。

え~…
今年、初ブログ投稿(苦笑)

あけましておめでとうございますm(__)m

………

……ございました(汗)

昨秋からのオンシーズン、忙しくてメチャクチャでしたが、おかげ様で何とか無事に乗り切りました。

特に年が明けてからは、大雪災害での緊急出動と復旧作業、増税前の駆け込み依頼等、毎年の繁忙期に輪をかけて大変でした(大汗)

慢性的全身筋肉痛、いまだに疲れが取れません。

………

ブログ更新しなかった言い訳ではありません(変汗)

あしからずm(__)m

ネタも貯まっているので、徐々に記事にしていきたいと思います。

大雪の復旧作業を終えた頃、埼玉県ときがわ町にて、スギの巨木を伐採しました。

樹齢400~500年
目通り周囲4,5m
全高40m

幹の中腹あたり、過去の落雷による大きな傷があります。

南側(2つ上写真左側)には沢山の大きな枝を伸ばし、片側に重量を背負っています。

その方向に高圧線や住宅地。

神社の御神木だが、このままにはしておけない。

神社役員の方々が熟慮を重ねた結果、伐採する事になりました。

地元、ときがわ町の松村木材さんとの共同作業、
クレーンは飛鳥重機さん、
原木運送は仲や通商さん。

いつもお世話になっている業者の皆さんとの仕事です。

傷んでいる木は、得てして枝の本数がやたらと多い。

大節だらけ。

一般的な製品としての価値は下がりますが、銘木としては通好みの面白い木目が出そう。

外見で傷が止まった箇所から1m下で胴伐り、根元まで11m残しました。

重量10t超。
根元から末口に向かって、深さ3m以上の穴が開いていると予測。

元玉4m落としても、二番玉は6mの製品にしたい考えです。

重量11t。
根元はやはり大穴でした。

元から4mで玉伐り。

さて、どうなってるか!?

元口から末口に向かって、大穴はだいぶ小さく中央に収まりましたが、止まってはいませんでした(少痛)
ハブシ、カスリキズも出ました(欠点)
まあ、これ位はしょうがない。

色、目詰まりは優良木です(◎)

このスギ、関西に嫁いで行きました。

関東産の大径優良木のほとんどは、関西方面の業者さんがご購入されます。

地元の関東では、なかなか売れません。

関西の人々の方が木の価値をわかっている。
そう言っても過言ではありません。

関東は優良材の産地です。

我が地元の方々にも、その良さを知っていただきたい。
いつもそう考え、少しずつでも広めていきたいです。

………

話は変わりますが…

ボク、今年は本厄年です。
身の回りに、何か良からぬ事が起こるのでは?
かなりビビりまくっております(汗)

そんな訳で、埼玉県内の神社関係者の方々に同行させていただき、出雲大社に正式参拝に行く予定です。

国内最大級パワースポット!

しっかりと厄を払い、御利益に授かりたいと思いますm(__)m

「巨木、縁結ぶ。西へ。」

第57回 全国銘木展示大会

1年に1度の大イベント、今年は

岐阜県銘木協同組合
にて開催されました。

原木や製品、全国各地から至高の銘木が集結します。

ここに来ると、いつもその銘木達の凄さに圧倒されます。
自然が作りだした宝石ならぬ、言うなれば宝木。

イイ木を見ると、
「オレなんて、あなた方にはまだまだ遠く及びません。もっと修行します」

謙虚な気持ちになり、自分の未熟さに気付かされたりします。

今まで長い間、
地中に根っこを張り、
大空に葉っぱを広げ、
植物として生きていた木。

これからは、木材製品として永久的に生き続けます。

屋内の製品

2013/12/28 7:51

屋外土場の原木

写真はホンのごく一部です。

市売は丸々2日間、
1日目、製品
2日目、原木

前回記事の埼玉県産ケヤキ原木も出品されています。

メインエリアの事務所前、クレーン下に配列。
順番は2日目のラストの方です。

前日から下見に来ている大勢の方々も、このケヤキの前では立ち止まり、
ジ~ッと熟視されておりました。

「イイ木でしょう~
よ~く見てってください~(心の声)」

お客様の方々、木の目利きと知識はプロ中のプロです。

どう評価されているのだろうか…

………

2日目の夕方、ついにその順番が来ました。

競り開始!
威勢良い掛け声で、
競り出しの単価が読まれはじめました。

さあどうだ!、いざ勝負!

…………

……

…あっとゆう間でした。

コンコンコーン!
と競り上がり、

この日のケヤキ部門の競りでの、最高単価で落札!

上山さんと両拳をガッチリ突き合わせ、なるべく静かに喜びました。

我々の仕事への高い評価だと思い、とても嬉しく誇らしい気持ちになりました。

これぞ林業の醍醐味です。(-.☆)

現場関係者で記念撮影

冷静と情熱の間、
歓喜と安堵の間、
といった表情です。
(って事は普通(笑))

出品、販売でご尽力くださいました、
名古屋市の(株)カジウラ、小島さん
(中央)

伐採・搬出の依頼主、
上山木材、上山さん
(左)

落札したのは、関西の老舗材木屋さんです。

きっと極上の製品へと生まれ変わるのでしょう。

出来上がった製品、どこのどんな材に使われるのか、最後まで追いかけて見てみたいものです。

しかし、そこには踏み込めない、言わば秘密の領域。

独自で築き上げてきた商売、その内容は誰も明かしません。

一本一本違う、様々な特徴がある木々を、
色々な思惑を秘めた人々が鎬を削り、その木を射止め扱う。

千年以上も続く、世界中で随一とされる、日本の木の文化。

その木を見抜く目利きと、その木を扱う技術の進歩によって、連綿と受け継がれてきたもの。

木は一生勉強。

その底なしの深さがこの業界、日本の木の世界の面白いところです。

やめられません(笑)

今年も残すところ、
あと僅か。

ボクの体力ゲージ、
あと僅か。
(笑)

年内は晦日まで作業、お正月休みまで、頑張って乗り切ります(拳)

皆様、良いお年をお迎えくださいm(__)m

ミツバチ引っ越し大作戦

ライターの山口です。

先日、東北の知り合いの家でニホンミツバチのハチミツを採りました。

「どうせ逃げてしまうから」ということで、ミツバチももらうことに。

山奥なのでアシは原付。

ミツバチ入りの段ボール箱がうまく車体に載らず、けっきょく体にくくりつけて「下山」。

電車を乗り継いで6時間近くかかってなんとか無事に東京に帰着しました。

自宅で木製の巣箱にミツバチを移して様子を見たところ、とても元気!

安心したのもつかの間、元気すぎて近隣に迷惑がかかりそうなので自宅での飼育は断念。

八王子の知り合いの農家の裏山に持っていきました。

巣箱の入口からiPhoneを入れて中の天井をのぞくと・・・。いる、いる。

端っこにダンゴになってちょっと寒そうだけど。

この時期にミツバチの群を引っ越しするのは、エサである花が咲いてないのでじつはかなり危険です。

でも、自然環境は抜群にいいところだし強そうなミツバチたちなので、なんとか冬を越してくれるのではないかと。

来年のハチミツに期待してください!