鉄道保線・伐採工事( その3)

熊倉です。

先日、長野県での出張から帰ってきました。
半年ぶりの出張でした。
お彼岸前後のこの時期になると、そろそろ林業シーズンが到来だなぁと実感します。

8月の上旬、全高50mの法面最高部まで進行しました。
下方を走る電車が、かなり小さく見えます。

今回の仕事で最も気になる木(トップの写真)の伐採です。

総重量で4t程もある木の全体が、線路側に傾いています。

↑結構な急斜面です。

↑結構な高さです。

チルホール6台を使用して、山側に引っ張り伐倒します。

↑飯能の田中親方、森山君。
↑石川君、大前君。
↑大沢親方、渡辺君、現場監督の本田さん。

それぞれ配置につき、電車通過の間隔がある時間まで待機です。

待機中、法面工事の監督さんからの差し入れ、
「ガリガリ君」
が届きました。

猛暑の中でバテたカラダ、緊張感MAXの精神状態の最中、とてもありがたく嬉しい差し入れでした。

更に………

↑当たりが出ました(^^)v

小学生のとき以来のアイスの当たりです。

“こりゃ縁起がイイ”

とゆう訳で時間がきました。

気合い入れて伐採作業開始!!

無事に伐倒成功しました。

電車、線路に影響ありません。

ホッとして、その場にへたりこんでしまいました。

親方の計らいで、翌日はお休みを頂いてリフレッシュ。

残りの作業も順調に、無事故で完了しました。

1ヵ月以上の長丁場、猛暑で危険で厳しい状況下での伐採工事。

関係者の方々、本当におつかれ様でした。

尚、法面改修工事全体については、来年2月まで続きます。

工事に関わる全ての関係者の方々のお身体のご健康と、安全作業継続による無事故完了を、心よりお祈り申し上げますm(__)m

鉄道保線・伐採工事( その2)

7月中旬、最高部で50mを超える法面の中腹あたりまで、伐採作業が進行してきました。

線路を走る電車も、だいぶ下の方に見えます。

雨も降らず、晴天の猛暑日が続き、かなりマイッておりました(+_+)

眼下にみえる、線路と平行している国道では、毎日のようにサイレン鳴らした救急車が、頻繁に往来していました。

「あれ、ほとんどが熱中症の患者さんが運ばれてんだろうなぁ……。」

みんなで、そのような話になったりして

“明日は我が身かな”

自然災害ばりの連日の猛暑に、身の危険を案じておりました。

そんな中、山の住人達が大勢で現れました。↓

「オイ!夏バテしてんじゃねぇぞ!!
ちゃんとやってんのか!?」

そんな風に言われているような………。

↑木に登って何か食べています。
↑桑の実です。
食べるとおいしい……
らしいです(^^;)

総勢20頭ほどの住人達は、

「こんなトコ暑くて居られねぇなぁ。
もっと涼しいトコに行こうぜぇ!」

とか言わんばかりに、すぐに立ち去って行かれました。

さて、今回の現場で気になる木の2本目。↓

伐採に該当しない杉林の中、写真の木と木の間を狙って、引き倒さなければなりません。

これも全体が線路側に傾いています。↓

上手く木の間に倒れました(^^;;)
引っ掛かると非常に厄介で危険なのです。

伐木は全て、落石防止フェンスから4m以上離れた所に移動します。

炎天下の猛暑の中……

足場の悪い斜面を……

人力で………(汗)

………つづく。