大晦日、本年の総括。

熊倉です。
大晦日です。

2012年8月20日

今年はこの日に開業10周年を迎えた、記念すべき年でありました。

お客様方々をはじめ、
関係業者の皆様方、
当社スタッフの皆様方、
これまでのご支援ご協力に、心より感謝申し上げます。

今年を振り返ると、本業とそれ以外でも色々な出来事が多数ありました。

7月に講談社から発売された書籍、

「空へのぼる」

ボクが、物語の登場人物、空師の「軍二」のモデルに起用されたのです。

とても光栄で嬉しい出来事でした。

それと今年は、テレビ出演の依頼が、計6本ありました。

その内、実現したのが3本。

8月10日(金)放送、
テレビ東京
「たけしのニッポンのミカタ」

10月9日(火)放送、
日本テレビ
「元気のアプリ」

もう1本は、年内に撮影終了、
2013年1月11日(金)
放送予定、
日本テレビ
「未来シアター」
です。

この番組については、また後程詳しくお知らせ致します。

作業のほうでは、新年仕事初めからときがわ町の松村木材さんの、樹齢250年超のスギ、ヒノキ40本の伐採・搬出作業。
どれも素晴らしい良材で、この木を使った芸術的作品も製作されました。

これらはほんの一部です。
また後程、この作品の全容を紹介致します。

東京青梅の小澤酒造さん所有山林の作業を無事に終了後、打ち上げの食事会を一席設けて頂きました。

とても楽しい時間、旨いお酒を沢山頂きまして、ありがとうございました。

越生町竜ヶ谷、龍穏寺内の埼玉県指定天然記念物だったが、枯死してしまったモミ巨木の伐採。
目通り周囲4,5mもあります。

以前ブログでも報告した、飯能市の田中材木店さん達との、猛暑日が続くなかの長丁場、苦労した西武鉄道さんの現場。

他にも東京や千葉、神奈川での泊まり込み等、上半期から色々な所に行き、色々な人や木と出会いました。

下半期は、地元さいたま市内での依頼が多数ありました。
幼少時代から育てて頂いた、地元からの依頼が増えてきたとゆう事、とても嬉しく感じております。

長野県内、泊まり込みでの、ケヤキ巨木の伐採。
目通り周囲4m。
根元のすぐ下方には、歴史ある神社の建物があります。
恐ろしく緊張した、大変な現場でした。

↓無事に終わって、役員の皆様と記念撮影。

埼玉県産、今年1番の巨木、ケヤキです。
元玉は6m×104cm
材積約6立方m、重量9t。

市売会では入賞しました。

前回ブログ記事での大阪遠征の後は、毎年恒例、年末のバッタバタな忙しさと、前述した1月放送番組の撮影等も重なり、アッとゆう間に今日の大晦日を迎えました。

もう既に、開業11年目に突入しております。
今後も更なる飛躍を目指し、末永く一職人として仕事を続けていけるよう、地道にじっくりと頑張る所存です。
特に怪我と病気には気を付けたいと思います。
アラフォーですので(笑)

今後共、何卒よろしくお願い申し上げます。

皆様、良いお年をお迎えくださいm(__)m

大阪遠征

熊倉です(^^)/

大阪に行ってきました。

埼玉県にある我が家から、560km、片道7時間強。
作業現場としては。今までで一番遠いです。

去年の夏にお話を頂いてから1年半、様々な問題点をクリアして、やっと作業の日程が決まり着工に至りました。

大阪行きの日程が決まったその頃、更に大阪府内にてミラクル的タイミングでの、ご縁がありました。

岸和田だんじり祭の地車(だんじり)製作をされている、

(株)板谷工務店

棟梁の板谷さんとお会いする機会です。

作品や作業場を見学、食事もご一緒させて頂きました。

だんじり祭の話はもちろん、仕事への情熱、職人としての気概など、共通する話題も多々ありました。

同じ木を扱う人間として、とても貴重で楽しいお話をさせて頂き、我々一同、この出会いに感謝しておりますm(__)m

地車製作の一部始終を記録したDVDを拝見しました。

スゴいの一言、必見です。
最後には感動で涙します。
かなり男前の映像です。

一本の木が芸術品に変わってゆく過程を見る事ができます。

興味がある方は、
“板谷工務店”で検索してホームページをご覧下さいm(__)m


さて、今回の現場の木です。

目通り周囲210cm
全高25m
ナラの木です。

写真左側の竹やぶと、写真右下の家屋までの範囲。
中央に木が立っている、幅2m程の細長い斜面が依頼主さんの所有する地所です。

狭い場所に立つ、この木が大きくなり過ぎて、落ち葉や日陰等で近隣に迷惑をかけており、枯れ枝の落下や倒木での事故も心配。

周辺に影響なくナラの木だけを伐採してほしい、とゆう依頼です。

斜面の下にある家屋の屋根の上に、ほとんどの枝が覆い被さっています。

クレーン等の重機は一切使用できず、全ての枝を一本ずつロープで吊り伐りしての、人力作業です。

時間も労力も掛かります。

数日間の大阪滞在です。

滞在中には、本場のお好み焼きを食べました。

長い間、悩んでおられた地主さんにも、喜んで頂く事ができました。

イイ仕事ができました。

今回の工事に関わる全ての方々に感謝申し上げますm(__)m

大阪人の皆さんの温かさ、親切さ、面白さにハマりそうです(笑)

また、お呼びがかかる日を楽しみにしております。

教師から空師への依頼

熊倉です。

埼玉県立上尾特別支援学校

この学校に教員として勤務する、大前先生から相談がありました。

学校の敷地内に、倒木の危険性があるケヤキが立っており、どうしたら良いか困っている。

大前先生、当社の番頭である大前君の実弟であり、僕達が所属する社会人バレーボールクラブ、
“宮前クローラー”
の仲間でもあります。

学生時代には、当社のアルバイトに来ていた事もあるのです。

そんな大前先生からの頼みとあれば、聞かない訳にはいきません。

該当木は学校創立当初に植えられた記念樹であり、樹齢は約40年。

一番南側(写真左端)の木、道路や近隣の建物に近接しております。

目通り周囲1,8m、
全高は20m以上、
総重量は3~4t。

ここ最近の爆弾低気圧等、異常な気象での大雨や強風等で煽られたせいか、根っこが地面から少し浮き上がっている状態です。

倒木の危険性があり、もしもの事故や被害が出てからでは遅い。

記念樹なので、根元から伐採するのはなるべく避けたい。
しかし、このままでは危険だ。

学校関係者の方々の色々な想いを考慮して、とりあえずは頭でっかちになった枝だけを、スッキリ伐ってみて様子を見よう。

とゆう結論に至りました。

作業としては、枝を1本ずつロープで吊り下ろし、落とせる枝は伐り落とす。

伐る枝の量がかなり多かったので、学生時代の経験を生かしつつ、大前先生にも手袋と地下足袋を装着、枝片付け等を手伝ってもらいました。

無事に作業を終えると先生方にお集まりいただき、記念撮影。

生徒さんが育てた植木や野菜をおみやげに頂きました。

皆さん、ありがとうございましたm(__)m

また機会がありましたら、授業で実習として、皆さんと作業をやってみたいですね。

ご検討くだされm(__)m