こんな時期に(>_<)

熊倉です。
11月の終わり、埼玉県中部で伐採作業をしておりました。

カシの木に登り、枝をワイヤーで吊り伐りしようと葉っぱをかき分けていると、

「ヂッグッーーンッ!!」

指先に驚く様な激しい衝撃的な痛みが走りました(p_q)

同時に一匹の虫が顔の脇を通り過ぎていきました。

まさかハチ??

もう一度葉っぱをかぎ分けると、アシナガバチが5、6匹寄り添う様に集まっておりました(ToT)

「オイオイ!ハチさんよぉ!(´Д`)
もう冬ですぜぃ!(´Д`)
刺さなくてもイイじゃねーかよぉ!(_´Д`)ノ~~」

ソフトにツッコミを入れながら、木から降りてポンプで毒を出しました。

指先なので毒出ねーわ、痛てーわで大変でした(T-T)

次の日から、右手がグローブの様に腫れ上がり、不便だわ、カッコ悪りーわでマイりました(ToT)

しかし、こんな時期にハチとは…
巣があった訳でもないし…

温暖化ですかのぉ…

緊張感MAX( ・・;)

熊倉です。

年間に数件、鉄道の線路沿いに立つ支障木、危険木伐採の依頼を頂きます。

毎回、難所ばかりですが、今回は線路から20m~30m、急な斜面を登った崖っぷち。

谷側(線路側)に覆い被さっている高木が十数本、全てオーバーハング状態で、もしも風雪害等で倒れた時の被害は甚大です。

その「もしも」が起こる前に、伐採しておきたいとの意向で依頼を頂きました。

作業としては山側に伐倒するのが通常ですが、落石防止ネットが張り巡らされている為、斜面に対し真横方向に伐倒するしかありません。

難しい上にかなり急な傾斜地で、足場も悪く逃げ場も無い。 立木の傍には土砂検知装置(振動を感知すると電車が止まる)があり、下方には電車が走ってる。

持てる“氣”を全て使うかのごとく、集中力を振り絞ります。

一本一本、伐り倒す瞬間には極度の緊張が押し寄せます。

脳へは電流の様に刺激が走り、心臓は鼓動の起伏で鍛え上げられます。

仕事ですので成功して当たり前ですが、上手く倒れるとホッとします。

本件に携わる、全ての関連業者の方々のおかげで、予定期間内で無事に終了しました\(^^)/

毎回、難しく刺激的な仕事ですが、電車を利用される人々の安全を確保出来たかと考えると、ちょっと誇らしく嬉しい気持ちになります。

今後も、更なる技術の向上と安全作業に努めてまいりますので、
何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m

イイ木でした(^^)/

熊倉です。

8月下旬、東京都内某所で立枯れしてしまったケヤキを伐採しました。

目通り周囲3m、又下9mの立派な木です。

写真は枝を全て伐った後の、胴伐りしている場面です。
狭い場所である事と、木が少し曲がっていた為、6mと4mに伐りました。

伐ってみると、とても材質の良い木で、
「ウワッ!! こりゃイイ木ですねぇぇ!(^o^)b」

元請けの材木屋さんも、思わずニッコリ(^^)v

一般的にはあまり知られていないのですが、銘木業界では、東京や埼玉、神奈川も優良ケヤキ材の産地として知られています。

他に、スギやヒノキ材等「西川材」と呼ばれる木材も、知る人ぞ知る優良材です。

気候、土壌等の環境が良材の発育に丁度適しているそうです。

この写真のケヤキは、目利きの銘木業者さんの目に止まり、関西方面に嫁いだ様です。

今後は製材され、建築材として活かされます。

「どんな人の、どんな家に、どう使われるんだろうなぁ……。
達者でなぁぁぁ(;o;)/」

我々、林業従事者は、いつもそんな想いで伐り出した木材を、世に送り出しております。

長年生き続けて大きく育った木の命を頂いていますので、大切に活かしていきたいですな。