「週刊ニュースリーダー」出演します。

お久しぶりの投稿です。

秋に入り、林業シーズン真っ最中です。

「伐り旬」
とも言いまして、木が水を吸い上げる事を休止するこの季節、木材の伐採に適した時期になります。

毎年、全く休みがとれない程、忙しくなります(汗)
健康面、体力面を良好に保ち、
怪我、事故等ないよう、気を引き締めて取り組む所存です。

40才からが「初老」だそうです。
という事は僕もすでに初老!?

…………

認めたくありませんが、現実を受け入れなければ。
まだまだ、生きてる限り頑張りますよ!
安心してください(-_☆)

さて、テレビ出演のお知らせです。
11月14日(土)
テレビ朝日
朝6時~放送
「週刊ニュースリーダー」
6時15分頃~
番組内コーナー
「ニッポンの仕事人・週刊リーダー列伝」

番組MCは、
TOKIOの城島茂さん
石原良純さん

出演するコーナー、毎回、城島さんが実際に現場取材に出向き、リアルなニッポンの今を伝えます。

超有名人が当社の現場に来るー!
という事でロケ前日は、緊張やら興奮やら何やらで眠れませんでした。

徹夜明けでの撮影&作業です(汗) 

朝イチ、城島さんが歩いてこちらに向かってくるのを待ちます。
緊張してガチガチ(大汗)

クレーンで木を吊るして伐採する作業。
運転手は……?

スタッフさんとの打ち合わせ、モノ撮り。

一仕事終えてから、城島さんとの対談シーンを撮影。
とても優しく気さくに話しかけて頂き、安心してお話ができました。
ですが、何をしゃべったのか、ほとんど覚えておりません(真っ白)

多分、緊張してカミカミ、訳のわからないような事を言っているかもしれません(汗) 

いつもの事です(苦笑)
笑ってやってください!

皆様、よかったらご覧くださいm(__)m

もう1つお知らせです。
度重なるサーバートラブルにより、数ヶ月間にわたり閉鎖していた
「熊倉林業ホームページ」
復活しました。
まだ改善箇所がありますが、とりあえず見れます。

http://www.kumarin.jp

こちらも、よかったらご覧くださいm(__)m

現在、新しいデザイナーさんによる、新ホームページを制作中です。

全てリニューアルします。
お楽しみに!

よろしくお願い申し上げますm(__)m

「巨木、宙を舞う。第二の人生へ」

秋深まり、木の葉も色づきまして、伐り旬に突入しました。

この時期は、急に涼しくなるのと同時にドッと忙しくなります。
体調を崩しがちな時期でもあります。
ご注意ください。

シーズン早々、ケヤキ巨木を伐ってきました。

埼玉県内、交通量の多い国道沿い、民家敷地内。

目通り周囲4m、
全高30m。

サバ下9,5mで搬出希望、とゆう注文です。

末口100cm以上なので、単純計算でも重量10t以上。

ケヤキの立ち位置とクレーンの設置場所の間には、店舗建屋があり20m程離れています。

建物越しの10t超か…

100t以上のクレーンでも作業半径が離れてしまうので、能力が10t以下に落ちてしまいます。
注文である長材での搬出は不可能です。

能力を上げるには…

2台で共吊りではどうか…

発注者、木材業者の上山木材さん、
クレーン業者の飛鳥重機さん、
我々熊倉林業、何度も現場調査、入念な打ち合わせを重ねました。

協議の結果、
50tと70tラフターによる共吊りに決定。
設置場所を考慮するとこれが最適、作業半径も近くなり、能力も上がります。

店舗前の駐車場に鉄板を敷設、クレーン車を設置。

まずは枝の伐採作業から開始です。

樹勢が衰えている木の為、枯れ枝が多くボロボロ落下しました。
ヘルメットが無かったら、「イタい!」では済まない場面もありました。
危険です(汗)

枝の部分でこの目詰まり、良材です。

枝が無くなり二股、大きなサバ部分の伐採です。

このような部分は木の性質上、伐ってるそばから狂いが生じてきます。
ピタッと真っ直ぐ伐るのは難しく、キックバックにも注意が必要です。

↑これだけで6tあります。

ここからが今回のメインイベント、元玉長材の伐採搬出です。

玉掛け作業も慎重に、大前君と二人がかりです。
ホンの少しのズレも許されません。

この時点では、まだ正確な重量は分かりません。

材積からの計算による、推定での重量は出ています。

ギリギリです。
持ち上がるかどうか…。

もし持ち上がらなければ、やむを得ず途中で伐るしかありません。

吊り上げ能力の限界を超えると危険です。
途中で伐ると木の価値も大幅に下がってしまいます。

色々な心配を抱えつつ…
伐採作業開始です。

途中、めちゃめちゃ疲れたので上山さんにも交代してもらいました。

最後の根張りの部分を伐ります。

根元の伐採が完了。

クレーンオペの鎌田さん、小久保さんに無線で合図、巻き上げ開始です。

運転席から吊り荷のケヤキは見えません。

無線の合図が重要、責任重大です。

みんなが固唾を飲んで見守る緊張の瞬間。

「よしっ!浮いたぞ!!」

すぐさま無線連絡!

少しずつ地面から巨木が浮き上がりました。

真剣勝負の場面、地切りの瞬間は秋山君も写真を撮ってる場合ではなかった様です。

まずはゆっくり慎重に、建物の屋根上の高さまで巻き上げ。

まだまだ緊張の時間は続きます。
今度は起伏と旋回で荷降ろし地点までジワジワと移動します。

クレーン2機を操るお2人の高い技術も然る事ながら、見事に息の合ったコンビネーション。

ドデカい巨木がユラユラと、宙を舞っているような姿は圧巻でした。

通行人もみんな立ち止まって見とれていました。

このケヤキも自分の人生、まさかこんな高い所まで吊り上げられるとは思わなかったでしょう。

今回の現場に携わる、全ての皆様のおかげを持ちまして、

ケヤキ巨木搬出、
大成功です!

我々作業関係者、地主さん、見物に集まった方々、偶然通りかかった方々、皆様方から拍手が沸き起こりました。

上山木材さんの注文通り、無事に長材で出す事ができました。
大変喜んで頂きました。

こちらこそ、大切な銘木の伐採をお任せ頂き感謝申し上げますm(__)m

ホッとしたところで、作業関係者で記念撮影。

↑撮影者 川村拓希さん
プロカメラマン志望の高校三年生。

ちょいちょい当社の現場に撮影取材に来ています。

見応えアリの現場でしたな。
今後も将来の目標に向かって頑張ってください!

重量12t、結局は想定内でした。
ですが、木は難しいです。

ずっとドキドキで気疲れ、体力消耗がハンパないです
(汗)

それにしてもイイ木です。↓

この木、全国銘木展示大会に出品されます。
お楽しみです。

極上の製品に生まれ変わる事を期待します。

上山さん、ご健闘をお祈り致しますm(__)m