狭小地 特殊伐採(東京都心部)

暑さもだいぶ和らぎ、初秋となりました。
林業シーズン突入です。

今年の夏は地獄のような連続猛暑、雨による中止の休みもほとんど無し、何度となく体調を崩してしまいました。
アツくてツラくて長~い夏でした(xдx;)

そんな猛暑の続く最中、
東京都心部、住宅街の個人宅敷地内、
住居建物裏手の狭小スペースにそびえる高木の伐採、伐木搬出までの依頼。
トップの写真の木です。

さすがは都庁にほど近い東京都心、
住宅密集地の過密度が違います。
我が地元、埼玉とは大違い(°o°:)
大都会では道路も狭く、建物もギューギュー詰め。
そんな立地条件の為、重機等の機械が一切使用できず、
全て手作業による特殊伐採。 
軽トラですら進入不可能。

「八方塞がり」とまではいきませんが、
「七方塞がり」ぐらいに言っても過言ではありません。

近接する建物の屋上高さから、一気に枝が広がり伸び放題、そのほとんどが周りを囲む隣家の屋根上まで越境しています。

樹上の先端付近まで登り込み、
全ての枝や幹を一本ずつ丁寧にロープで縛り切断、
ゆっくりと地上まで吊り降ろし、
運びやすいように更にカットして集積。
慎重な作業、決してミスは許されません。
建物を壊したら大変な事になります。

とにかく場所が狭いので、すぐに伐木で一杯になってしまう。

周辺の道路も狭い為、搬出運搬車両は2tダンプまでの大きさが限界、
全ての枝、重い幹までを敷地外まで人力で運び出し、人力による積込みです。

↑敷地内の隅々まで、伐採した枝葉で埋め尽くされます。

↑立ち枝だけを残した状態、
やっとここまできました。

ですが、ここからが最難関です。
太い幹もロープで吊り下ろします。
伐り方とその位置、
吊るし方とその位置、
先読みの先読み、熟慮を重ねての作業。
経験と技術を要します。
そうは言っても、
一番必要なのは体力ですかね。


ここまでになれば危険な作業も無くなります。
この後は、ひたすら搬出、
ただひたすら体力勝負、
猛暑と疲労との戦い。

↑完了、キレイになりました。

↓最奥部から出口に向かった写真

↓この角を曲がり

↓こんな狭いところを搬出した訳です。

なかなかの難作業、
大変な現場でした(+_+;;)

ご協力頂きました皆様、
本当におつかれ様でした。
心より感謝申し上げますm(__)m

シーズン突入、此度も無事故で頑張りましょう!(-_☆)/